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J-VET 2008年4月号 外耳炎から中耳炎へ -ヒトの病態との比較による基礎的情報- 前編 COMPENDIUM:「水」の生理と異常

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最新獣医学エビデンス情報誌 月刊「J-VET」

小動物診療のエビデンスわが国獣医療界にもEBM(Evidence Based Medicine)を。
■臨床現場でよくみる疾患や症状について,現時点のエビデンスを掲載しています。
■日本の執筆陣が,日本の獣医療の実情をふまえて執筆しているため,飼い主へのインフォームドコンセントにもすぐに役立ちます。COMPENDIUM世界レベルの記事を日本語訳で。
■世界各国で最も信頼されている獣医学雑誌から,わが国獣医療界の臨床事情に鑑み,重要と考えられる記事をピックアップし,掲載しています。
■オリジナル発行後約6カ月で日本語訳を掲載。日常診療でよくみる疾患、まれにしかみない疾患の知識をアップデートできます。

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■小動物診療のエビデンス
■耳鼻科疾患のエビデンス5外耳炎から中耳炎へ -ヒトの病態との比較による基礎的情報- 前編:
青木 忍
外耳炎は犬ではとても多い疾患である。それに比較して中耳炎が診断される頻度はずっと少ない。しかし,中耳炎の発生頻度は一般的に認識されている頻度よりも高い可能性がある。本稿では中耳炎も多く解説する。犬の中耳炎の症状は外耳炎の症状と類似している。また,中耳腔に感染した細菌の産生物質の影響により内耳炎症状が生じることがある。
■COMPENDIUM
■「水」の生理と異常:ナトリウムの異常
監訳:佐野忠士
本稿は,小動物における水のバランスの正常と異常について論じる。正常な状態における塩類および水のバランスの維持と,バランスが崩れたときの症状を理解するために必要な用語とその概念を紹介し,体液のバランスに関する生理学を復習し,そしてナトリウム含量とナトリウム濃度の概念について検討する。このレビューの重要事項は,ナトリウムの血清中濃度の異常は実際のところ水のバランスの異常であるという点である。すなわち,低ナトリウム血症は細胞外液のナトリウムに対する水の相対的な過剰を,高ナトリウム血症は相対的な水の不足を反映しているのである。
「水」の生理と異常:多飲多尿
監訳:佐野忠士
多飲多尿は,小動物臨床においてよく遭遇する臨床症状である。多飲多尿の症例のほとんどは原発性多尿であり,抗利尿ホルモンの分泌不全,あるいは尿細管の抗利尿ホルモンに対する反応性の欠如が原因である。原発性多飲はほとんどみられない。本稿では,尿比重をどのように解釈するか,多飲多尿の定義,多飲多尿が認められた場合の診断法について概説する。また,犬と猫における多飲多尿の原因リストを示すとともに,潜在的に有害な,あるいは生命を脅かす障害を除外するための安全で単純かつ解釈可能な検査を用いることを強く推奨する。さらに,新しい水制限試験についても提示する。
■UK VET
■犬の尿失禁2. 先天性尿失禁の鑑別診断と外科療法
翻訳:村田裕史
犬では多くの疾患が尿失禁の原因となり,同時に1つ以上の問題が存在することもある。本稿では,尿失禁の原因となる一般的な先天性疾患の鑑別診断と外科的治療法について述べる。まれな原因疾患も簡単に取り上げる。
■連載,他
■小動物歯科シリーズ
基礎からの小動物歯科学
第17回歯科保存学(1) 保存修復と歯内治療の概念
藤田桂一
歯の破折,咬耗,摩耗による歯質の欠損や,う蝕,破歯細胞性吸収病巣,エナメル形成不全などによる硬組織の損傷が認められる症例では,歯の形態を保ちながら機能や審美性を回復し,維持する治療を行うことがある。疾患ごとに治療法を解説する。新連載困ったときの免疫抑制剤 ― プレドニゾロン+α ―
第1回
61総論,アザチオプリン
湯木正史
一般開業獣医師の診療において,免疫介在性疾患の治療に携わる機会は増える傾向にある。免疫介在性疾患の主軸となる治療薬は副腎皮質ホルモン製剤であるが,単独ではコントロールが困難な症例も少なくない。一般診療の現場でプレドニゾロンにプラスアルファとして活用できる免疫抑制剤を紹介する。
ユーカヌバ
誌上学術セミナー5〈猫の消化管疾患成猫の慢性消化管疾患
Penny Watson
猫は小さな犬ではない。犬と猫の消化管疾患には,類似点があるものの異なる点も多い。成猫の慢性消化器疾患を診療するうえで注意したいポイントや,犬との相違点を解説する。米国における放射線腫瘍科レジデント
塩満啓二郎
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商品ID
00010804
判型
A4
発刊日
2008年4月10日
商品カテゴリ

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