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J-VET 2008年7月号 犬の下部尿路疾患のエビデンス COMPENDIUM:尿崩症 診療の基礎知識 他

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最新獣医学エビデンス情報誌 月刊「J-VET」

小動物診療のエビデンスわが国獣医療界にもEBM(Evidence Based Medicine)を。
■臨床現場でよくみる疾患や症状について,現時点のエビデンスを掲載しています。
■日本の執筆陣が,日本の獣医療の実情をふまえて執筆しているため,飼い主へのインフォームドコンセントにもすぐに役立ちます。COMPENDIUM世界レベルの記事を日本語訳で。
■世界各国で最も信頼されている獣医学雑誌から,わが国獣医療界の臨床事情に鑑み,重要と考えられる記事をピックアップし,掲載しています。
■オリジナル発行後約6カ月で日本語訳を掲載。日常診療でよくみる疾患、まれにしかみない疾患の知識をアップデートできます。

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■小動物診療のエビデンス
■泌尿器疾患のエビデンス3犬の下部尿路疾患のエビデンス:
矢吹 映
シュウ酸カルシウム尿石症が増加傾向にあるが,発生頻度は犬種や性別で異なる。シュウ酸カルシウム尿石症の長期的な管理および予防に関してエビデンスが確立されている方法は,ウェットフードの給与である。下部尿路感染症では尿道カテーテルを介した上行感染が問題視されている。ピロキシカム以外のCOX-2阻害薬には移行上皮癌の治療に関するエビデンスがない。
■COMPENDIUM
■尿崩症
診療の基礎知識
監訳:西飯直仁
尿崩症は,アルギニン・バソプレシンの産生障害,もしくはアルギニン・バソプレシンに対する反応性の低下に起因する代謝性障害である。アルギニン・バソプレシンが欠乏するため,あるいはアルギニン・バソプレシンに対する反応性が低下するために尿細管で水が再吸収されず,尿が低比重尿となる。獣医療では尿崩症は大きく2つに分類される。すなわち,中枢性尿崩症と腎性尿崩症である。
眼のメラノサイト系腫瘍
監訳:前原誠也
眼組織におけるメラノサイト由来の腫瘍は,犬と猫では比較的まれであり,その多くは良性であるが転移する可能性が高いものもある。小さな腫瘤であっても視覚を脅かすような合併症を起こすおそれがあるため,注意が必要である。メラノサイト系腫瘍は,眼瞼,結膜の表面,角膜輪部,ぶどう膜内に生じる。これらの腫瘍にはいくつかの共通点も存在するが,予後や推奨される治療法は動物種,腫瘍の発生部位や範囲,組織学的な特徴によって異なる。本稿は犬と猫の眼瞼,結膜,角膜輪部(眼球上),ぶどう膜に発生したメラノサイト由来の腫瘍の臨床症状,生物学的動態,治療法についてのレビューである。
■UK VET
■口腔内腫瘍 前編 診断とステージング
翻訳:木下明紀子
小動物臨床では口腔内に腫瘤がある動物に遭遇することが比較的多い。増殖性病変や局所的な腫脹など,良性病変の場合もあるが,口腔内に生じた腫瘤はすべて悪性のものである可能性もあると考えて検査すべきである。前編では犬と猫の口腔内腫瘍の診断,分類,生物学的動態について,後編では予後と治療について述べる。
救急救命のための呼吸管理
翻訳:荻原由佳
救急時の呼吸管理の目的は,組織への酸素の運搬を維持することにある。呼吸生理学と病態を理解し,正確なモニタリングを行い,治療を迅速かつ適切に進めるための手引きである。
■連載,他
■画像診断シリーズ
実践 心エコー検査(第2部)
エコー検査所見に応じた確定診断法とその治療(5)心エコーを撮る際の便利な備品特集:
田中綾
今回は予定を変更して,心エコーを撮る際に利用可能な備品を特集する。エコー台,心電図用電極,エコーゼリー,穿刺用器具,撮影時の照明など,よりよいエコー画像を得るために有用な周辺機器を紹介する。
小動物歯科シリーズ 基礎からの小動物歯科学 第19回
歯科保存学(3)保存修復の実際:
藤田桂一
保存修復は主に歯髄まで病変が及んでいない歯質の損傷に対して行う。修復材にはコンポジットレジンやグラスアイオノマーセメントがあるが,ここではコンポジットレジンを用いた方法を説明する。
犬と猫の臨床腫瘍学 第6回 腫瘍の病理組織検査(組織診):
酒井洋樹
組織診は確定診断を下すのみでなく周囲組織への波及を調べ,外科切除に対して評価を下すなど,その重要性は非常に高い。組織診の対象,検体の処置,組織学的診断および診断書の解釈について解説する。
困ったときの免疫抑制剤 ―プレドニゾロン+α―
第2回シクロスポリン,タクロリムス(1):
湯木正史
今回は,抗生物質に分類されるカルシニューリン阻害薬であるシクロスポリンとタクロリムスを紹介する。シクロスポリンの獣医療での応用はまだ始まったばかりであるが,臨床報告は徐々に増えている。
J-VETインフォメーション
商品情報開閉
商品ID
00010807
判型
A4
発刊日
2008年7月10日
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