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J-VET 2009年3月号 免疫介在性関節炎のエビデンス COMPENDIUM:急性脊髄損傷の治療 他
最新獣医学エビデンス情報誌 月刊「J-VET」
小動物診療のエビデンスわが国獣医療界にもEBM(Evidence Based Medicine)を。
■臨床現場でよくみる疾患や症状について,現時点のエビデンスを掲載しています。
■日本の執筆陣が,日本の獣医療の実情をふまえて執筆しているため,飼い主へのインフォームドコンセントにもすぐに役立ちます。COMPENDIUM世界レベルの記事を日本語訳で。
■世界各国で最も信頼されている獣医学雑誌から,わが国獣医療界の臨床事情に鑑み,重要と考えられる記事をピックアップし,掲載しています。
■オリジナル発行後約6カ月で日本語訳を掲載。日常診療でよくみる疾患、まれにしかみない疾患の知識をアップデートできます。
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■小動物診療のエビデンス
■○整形外科疾患のエビデンス 7
免疫介在性関節炎のエビデンス
望月学
免疫介在性関節炎の発生原因および治療方法は,いまだ確立されていない。また,必ずしも関節症状を伴わず,発熱や食欲不振などの全身症状が主訴である場合もある。診断においては関節液中の炎症細胞の検出が最も重要な検査であるが,血清C反応性タンパク(CRP)値も有用である。治療の第1選択肢は免疫抑制量のプレドニゾロンの投与であり,寛解後は漸減をめざす。
■COMPENDIUM
■○急性脊髄損傷の治療
監訳:望月学
血管障害,圧迫,震盪などによる急性脊髄損傷は獣医療でもよくみられる。最も適切な治療法に関してはさまざまな議論が交わされているが,獣医療における急性脊髄損傷の治療は,やはり早期の外科的治療や減圧が第1選択であるとされている。人医療で確立された高用量コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウムによる治療は効果が乏しく,重大な副作用が現れると報告されており,推奨されなくなっている。
○腹腔鏡下および腹腔鏡アシストによる犬の不妊手術
監訳:大野耕一
侵襲性を最小限に抑えた術式の利点が獣医師および飼い主に広く認知されるにつれ,犬の腹腔鏡下不妊(避妊)手術が普及しつつある。犬における腹腔鏡下卵巣子宮摘出術および卵巣摘出術は,開腹術による不妊手術に比べ,術後の疼痛が軽度であり,より早く通常の生活ができるようになる。さらに,新しい腹腔鏡電気凝固装置の登場によって技術的にも実施しやすくなり,多くの獣医師に行われるようになっている。
■UK VET
■セルフアセスメント
翻訳:神志那弘明
■連載,他
■○困ったときの免疫抑制剤 ープレドニゾロン+αー
第6回(最終回)hIVIG,
総括 湯木正史
今回は生物学的製剤に分類される静注用人免疫グロブリン製剤(hIVIG)を紹介する。hIVIGは人医療では治療成績が良好であることが示されており,近年は獣医療でも治療成績が報告されはじめている。また,最後に連載の総括を記す。
○画像診断シリーズ実践 心エコー検査(第2部)
エコー検査所見に応じた確定診断法とその治療(9)
右室流出路のモザイク(2)
田中綾
右室流出路にモザイクが認められる疾患のうち,動脈管開存症と肺動脈狭窄症の病態評価および治療法について述べる。インターベンションや手術などの外科的治療が選択できないときには内科的治療を行う。
○第15回 岐阜大学教育セミナー 教育講演犬と猫の歯根
・根尖周囲の疾患―口腔鼻腔瘻と根尖周囲病巣の診断と治療―
渡邊一弘
歯周炎は歯肉辺縁だけの疾患ではなく歯根の奥深くにまで達する歯周組織全体の疾患である。今回は,歯周炎が重度に進行した疾患として口腔鼻腔瘻と根尖周囲病巣をあげ,その病態と臨床症状,さらに診断法,治療法について述べる。
○アイムス 誌上学術セミナー7 〈アトピーと栄養管理〉最新の研究:アトピーの犬における栄養学的管理の効果
Mark A. Tetrick,他
犬のアトピーの治療効果が予想どおりに上がらないとき,掻痒感をコントロールするには栄養学的管理が有効である。本稿では,最近行われたアトピーの栄養学的管理に関する二重盲検の概略を紹介する。
○対談ペットの行動範囲拡大に伴う予防の重要性
岩崎利郎,市川康明
○セミナー取材記第29回
日本獣医がん研究会
J-VETインフォメーション
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- 商品ID
- 00010903
- 判型
- A4
- 発刊日
- 2009年3月10日