EDUWARD Press 書籍・雑誌 単品購入、定期購読

MAGAZINE

雑誌

拡大

  • 販売終了

J-VET 2009年6月号 門脈体循環シャントの外科的治療

  • LINE
  • X
  • Facebook

最新獣医学エビデンス情報誌 月刊「J-VET」

小動物診療のエビデンスわが国獣医療界にもEBM(Evidence Based Medicine)を。
■臨床現場でよくみる疾患や症状について,現時点のエビデンスを掲載しています。
■日本の執筆陣が,日本の獣医療の実情をふまえて執筆しているため,飼い主へのインフォームドコンセントにもすぐに役立ちます。COMPENDIUM世界レベルの記事を日本語訳で。
■世界各国で最も信頼されている獣医学雑誌から,わが国獣医療界の臨床事情に鑑み,重要と考えられる記事をピックアップし,掲載しています。
■オリジナル発行後約6カ月で日本語訳を掲載。日常診療でよくみる疾患、まれにしかみない疾患の知識をアップデートできます。

ご注文はこちら

目次開閉
■小動物診療のエビデンス
■○消化器疾患のエビデンス 5門脈体循環シャントの外科的治療
関真美子, 浅野和之
一般的に,小型犬には肝外性シャント,大型犬には肝内性シャントの発生が多い。先天性門脈体循環シャントの多くは外科的治療の適応であり,多くの手技が報告されている。肝内性シャントに比べて肝外性シャントは手術中の合併症の発生が少なく,予後も良好である。
■COMPENDIUM
■○猫の糖尿病
1. 診断,治療,モニタリング
監訳:三浦直樹
ヒト,犬,猫における糖尿病の有病率の増加に伴い,ヒトの糖尿病のモニタリング方法および治療方法は進歩しており,獣医療にも応用されている。本稿では猫の糖尿病の診断と治療についてレビューし,同時に治療とモニタリングに関する最新の知見を検討する。
○猫の糖尿病2. 病態生理,リスクファクター
監訳:三浦直樹
猫の糖尿病は,過去30年間にわたって増加しつづけており,小動物診療で多くみられる疾患となっている。肥満などの多くの要因が猫の糖尿病の発生に関連している。獣医師は,猫の糖尿病はほかの動物種と同様の病態生理的側面をもちつつ,その診断時と治療時に留意すべき重要かつ顕著な病態の違いがあることを心得ておかなければならない。
○集中治療時の相対的副腎機能不全
監訳:西飯直仁
相対的副腎機能不全は,外傷,敗血症性ショック,出血性ショックなどの重症のヒトの患者の一部で認められる。相対的副腎機能不全の診断は医学領域でも獣医学領域でもまだまだ議論のあるところであるが,一般的には基礎コルチゾル値の測定に加えてACTH刺激試験が行われている。獣医学領域における相対的副腎機能不全の発生頻度は不明であるが,腫瘍,敗血症性炎症反応症候群,気管支肺炎,細菌性新内膜炎の症例で報告されている。
○寒冷療法
監訳:佐野忠士
組織が損傷を受けた直後および治癒過程において,寒冷療法は損傷を緩和する効果のある最適な治療方法である。寒冷療法により,血管が収縮し,出血と水腫が軽減され,疼痛が緩和される。代謝を効果的に抑制するためには,できるだけ早期に損傷組織に寒冷療法を施すべきである。適用する際は患部を薄い布で保護し,5~10分ごとに組織に障害が生じていないかどうか評価すべきである。
■連載,他
■○UK VETより
内視鏡学 第2回消化管内視鏡検査2. 下部消化管,生検
監訳:坂井学
今回は下部消化管の内視鏡検査と,上部消化管および下部消化管の生体組織検査(生検)のための採材法に焦点を絞って解説する。下部消化管の内視鏡検査は結腸疾患などの症状が認められる場合に行うが,その前に血液検査,糞便検査,直腸検査を行うべきである。内視鏡検査では,異常が認められなくても病理組織検査のための採材を必ず行う。
○犬と猫の臨床腫瘍学各論
第12回乳腺腫瘍
酒井洋樹, 森崇
乳腺腫瘍は日常の診療で非常に頻繁に遭遇する疾患であるが,悪性度が高く,治療に難渋する場合も少なくない。局所再発と遠隔転移を防止するためには,早期発見と迅速な治療が重要となる。また,犬と猫ではその生物学的動態に差が認められることから,動物種を考慮して対応を選択しなければならない。
○第16回 岐阜大学臨床セミナー 教育講演伴侶動物がん臨床の新たな展開 ―比較腫瘍学―
丸尾幸嗣
今回は,比較腫瘍学とはどのような学問であるのか,誕生の背景と臨床試験との関係,国内外の比較腫瘍学の状況,岐阜大学応用生物科学部附属比較がんセンター(CCC)の設置の構想について説明するとともに,伴侶動物がん臨床の新たな展開について考えてみたい。
○新連載獣医師・病院スタッフのためのストレス・マネジメントの基礎知識
第1回なぜ,ストレス・マネジメントが重要なのか?
中川真美
近年,ペットと家族の親密化が進み,獣医療に対する家族の期待が高まっている。獣医師は高度な知識や技術を修得しつづけなければならないことに加え,ペットとその家族への丁寧な配慮や対応が求められるようになった。診療現場のストレスに対する認識を高め,適切に対処することが重要である。
商品情報開閉
商品ID
00010906
判型
A4
発刊日
2009年6月10日

Page Top