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J-VET 2009年7月号 門脈体循環シャントの内科的治療
最新獣医学エビデンス情報誌 月刊「J-VET」
小動物診療のエビデンスわが国獣医療界にもEBM(Evidence Based Medicine)を。
■臨床現場でよくみる疾患や症状について,現時点のエビデンスを掲載しています。
■日本の執筆陣が,日本の獣医療の実情をふまえて執筆しているため,飼い主へのインフォームドコンセントにもすぐに役立ちます。COMPENDIUM世界レベルの記事を日本語訳で。
■世界各国で最も信頼されている獣医学雑誌から,わが国獣医療界の臨床事情に鑑み,重要と考えられる記事をピックアップし,掲載しています。
■オリジナル発行後約6カ月で日本語訳を掲載。日常診療でよくみる疾患、まれにしかみない疾患の知識をアップデートできます。
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■小動物診療のエビデンス
■○消化器疾患のエビデンス 6門脈体循環シャントの内科的治療
石垣久美子, 浅野和之
門脈体循環シャントの内科的治療は,肝性脳症のコントロールが中心である。内科的治療法には食事管理と薬物療法がある。先天性門脈体循環シャントの治療は,外科的なシャント血管の閉塞が主体であるが,完全閉塞が得られるまでは内科的治療が必要である。
■COMPENDIUM
■○犬の不明熱の診断
監訳:桃井康行
犬の不明熱の原因を特定することは非常に難しい。とくに精密検査を行っても確定診断に至らない場合には,獣医師にも飼い主にもフラストレーションがたまる。幸いにも,ほとんどの不明熱は原因を特定することができ,治療も成功する。本稿では,犬の不明熱について検討し,一般的な原因,診断法法,治療の概要を述べる。
○猫の不明熱の診断
監訳:桃井康行
猫の不明熱の原因を特定することも,犬の場合と同様に非常に難しい。猫の不明熱の原因として最も多いものは感染症である。診断の過程では,犬の不明熱と同様にフラストレーションがたまるが,最終的にほとんどの場合で不明熱の原因を特定することができる。本稿では,猫の不明熱における検査,鑑別診断,治療の概要を述べる。
○犬の免疫介在性溶血性貧血と免疫抑制療法
監訳:水野拓也
犬の重度の免疫介在性抑制性貧血の死亡率は見過ごすことができないほど高く,適切な免疫抑制療法が生存率を上げるために必要である。本疾患に関する基礎的な免疫学や,現時点で適用できる免疫抑制療法の作用機序を理解することにより,適切なプロトコールを選択しやすくなる。犬の免疫介在性抑制性貧血を治療し,転帰を改善させるためのさまざまな免疫抑制療法の安全性および有効性を評価するには,無作為前向き臨床研究を行わなければならない。
■UK VET
■○セルフアセスメント
翻訳:荻原由佳
■連載,他
■○UK VETより
内視鏡学
第3回呼吸器内視鏡検査
1. 鼻腔
監訳:坂井 学
鼻腔内視鏡検査は,鼻腔疾患における重要な検査方法の1つである。ただし,鼻腔内視鏡検査は確定診断を下せる検査法ではなく,適切な病歴聴取,身体検査,予備検査を実施したうえで行わなくてはならない。鼻腔の解剖学的構造を,吻側から挿入する方法と尾側から挿入する方法とで評価する。
○CT・MRIを読む
第5回後躯麻痺 (4)炎症性疾患
山添比奈子
後躯麻痺の原因となる炎症性疾患としては,椎間板脊椎炎,脊髄炎,多発性筋炎,脂肪織炎などがあげられる。いずれの疾患も臨床の現場で遭遇することは比較的少ないかもしれないが,見過ごすことができない疾患である。
○Topicワシントン州立大学の麻酔科レジデント
久代季子米国のワシントン州立大学の麻酔科レジデント。その1人に日本人である久代季子がいる。彼女は日本の獣医科大学と大学院を卒業後,レジデントになるべく夢を抱いて米国に飛び立った。彼女のレジデントになるまでの経緯と,日々の生活の記録。
○獣医師・病院スタッフのためのストレス・マネジメントの基礎知識
第2回ストレスのメカニズム
中川真美
ストレスは悪いことばかりではなく,適度なストレスは乗り越えたときには成長につながり,得られる達成感や充実感も大きい。適切なストレス対処のためには,ストレスについて知り,自分の現在のストレスの程度を知ることが必要である。今回は,ストレスとは何か,そのメカニズムをみていく。
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- 商品ID
- 00010907
- 判型
- A4
- 発刊日
- 2009年7月10日