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J-VET 2009年10月号 薬剤の適応を見極める 2. アンジオテンシン受容体拮抗薬 -ACE阻害薬との相違-

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最新獣医学エビデンス情報誌 月刊「J-VET」

小動物診療のエビデンスわが国獣医療界にもEBM(Evidence Based Medicine)を。
■臨床現場でよくみる疾患や症状について,現時点のエビデンスを掲載しています。
■日本の執筆陣が,日本の獣医療の実情をふまえて執筆しているため,飼い主へのインフォームドコンセントにもすぐに役立ちます。COMPENDIUM世界レベルの記事を日本語訳で。
■世界各国で最も信頼されている獣医学雑誌から,わが国獣医療界の臨床事情に鑑み,重要と考えられる記事をピックアップし,掲載しています。
■オリジナル発行後約6カ月で日本語訳を掲載。日常診療でよくみる疾患、まれにしかみない疾患の知識をアップデートできます。

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■小動物診療のエビデンス
■○循環器疾患のエビデンス 6薬剤の適応を見極める
2. アンジオテンシン受容体拮抗薬 -ACE阻害薬との相違-
折戸謙介
犬,サル,ヒト,ハムスターの心血管組織では,アンジオテンシンIからアンジオテンシンIIへの変換にはACEのみでなくキマーゼも関与している。アンジオテンシン受容体拮抗薬とACE阻害薬はメカニズム面で似ているが,異なる薬効を有する。ACE阻害薬にはブラジキニン増強作用があり,血流増加や血管拡張を効率よく引き起こすが,キマーゼによるアンジオテンシンII生成系は抑制できない。アンジオテンシン受容体拮抗薬は,ACEに加えキマーゼにより生成されたアンジオテンシンIIの作用を抑制する。また,アンジオテンシン受容体拮抗薬の一つであるカンデサルタンはインバースアゴニスト作用を有する。
■COMPENDIUM
■○犬の胸腰部椎間板疾患1. 病態生理,神経学的検査,緊急内科治療
監訳:原 康
胸腰部椎間板疾患は,犬の脊椎周囲の知覚過敏,後肢の運動失調,不全対麻痺,対麻痺,尿失禁,便失禁を引き起こす重要かつ一般的な原因である。本疾患の病態生理,診断,予後,治療に関する知見は研究により明らかにされている。しかし,一般的に行われている多くの治療法の有効性は比較されておらず,いまだ議論されている。前編では,犬の胸腰部椎間板疾患の病態生理,疫学,および本疾患が疑われた際の検査と緊急内科治療を概説する。2. 診断,治療,予後
監訳:原 康
後編では,犬の胸腰部椎間板疾患の診断,治療,予後について述べる。獣医学的に適切な判断を下し,包括的治療を行うためには,診断方法,予後,治療選択肢を詳細に理解することが重要である。
■連載,他
■○UK VETより
内視鏡学 第5回腹腔鏡1. 機器と一般手技
監訳:坂井 学
人医療で腹腔鏡が普及し,一般的に行われるようになるにつれ,近年は小動物診療では診断ツールとして,また,獣医外科手術においても侵襲性が非常に低い外科手技として徐々に発展している。今回は腹腔鏡検査で必要になる器具,処置の準備方法,合併症などを解説する。
○犬と猫の臨床腫瘍学
第13回皮膚皮下の腫瘍
酒井洋樹, 丸尾幸嗣
皮膚皮下の腫瘍は発生が多く,体表に発生するため早期発見が可能であり,腫瘤を肉眼的に観察でき,生検も比較的容易である。ただ,発見が容易であるがゆえに細胞診などを省略して安易に切除してしまう傾向がある。浸潤性の強い腫瘍は取り残しが生じる場合があるため,あくまでも一般的な診断手順に従って検査を進める。
○CT・MRIを読む 第6回後躯麻痺 (5)外傷・椎体奇形・馬尾症候群・脊髄空洞症
山添比奈子
後駆麻痺の原因の一つに外傷性疾患があげられるが,このような疾患ではMRI検査による脊髄の状態の評価が非常に重要となる。また,椎体奇形や馬尾症候群も後駆麻痺を引き起こしうるが,こちらはMRI検査とともにCT検査を利用するのも有用である。そのほかに,脊髄空洞症なども後駆麻痺の原因となる。
○動物病院の言葉をわかりやすく
第3回寛解
藤田桂一
「寛解」は医療・獣医療関係者のなかでたびたび登場する言葉ではあるが,飼い主には非常になじみのない言葉であり,むしろ「治った」と誤解されうる言葉でもある。別の言葉にいい換えて伝える必要がありそうである。
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商品ID
00010910
判型
A4
発刊日
2009年10月10日
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