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ViVeD No.13(2008年1月号) アトピー性皮膚炎2008

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小動物皮膚科専門誌 季刊「ViVeD」

●最新の獣医皮膚科臨床を視覚的に理解
●「ヴィジュアル」の名のとおり写真を中心とした症例報告を多数掲載。
●原因から診断・治療方法まで詳細かつわかりやすく解説した特集。

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目次開閉
【特集】アトピー性皮膚炎2008(State of the Art Atopic Dermatitis)
■特集にあたって
■犬のアトピー性皮膚炎の発症病理
Tim Nuttall
犬のアトピー性皮膚炎は遺伝学的素因を背景とした炎症性の皮膚病であり,特有の臨床症状を呈する。一般的には環境アレルゲンに対するIgE抗体と関連していることが多いが,非アレルギー性のように見えることもある。アトピー性皮膚炎は皮膚構造と免疫システム,環境の複雑な相互作用と多くの遺伝子が絡んでいるものと思われる。
■アトピー性疾患:臨床徴候およびその診断における課題
Craig E. Griffin
犬のアトピー性皮膚炎には特徴的な徴候があるが,それを診断する検査はないため,多様な臨床症状や徴候の組み合わせにより仮診断が行われる。徴候,症状,およびその他の類似した疾患の除外が,確定診断する基礎となる。本稿では,鑑別診断に役立つ,筆者による観察記録,診断のヒント,および臨床的にみたアトピー性皮膚炎について知られていることについて概説する。
■犬のアトピー性皮膚炎のためのアレルギー検査
Kathy C. Tater
犬のアトピー性皮膚炎のアレルギー検査は,アトピー性皮膚炎を管理するための免疫療法のアレルゲンを選択するために実施する。アレルギー検査は,皮内反応あるいは血清アレルギー検査により行われる。本稿では,それぞれの検査の基本的な方法を述べ,それぞれの利点と欠点について論じる。また,犬のアトピー性皮膚炎のパッチテストについても簡潔に述べる。
■アトピー性皮膚炎患者における二次感染の治療
Cecilia Friberg
アトピー性皮膚炎患者の治療の成功のためには,適切な二次感染の診断と治療が不可欠である。二次感染の治療は,細胞診,細菌培養および必要に応じて感受性試験などの診断的検査によって導かれる。そして,検査結果に基づいた局所性および全身性の適切な期間の治療計画を実施する。患者の態度や合併症などの要因を考慮し,それによって治療法を変更することも重要である。
■犬のアトピー性皮膚炎におけるアレルゲン特異的免疫療法
Ralf S. Mueller
アトピー性皮膚炎に対する唯一の特異的治療であるアレルゲン特異的免疫療法について述べ,現在考えられている作用機序の仮説について解説する。アレルゲン特異的免疫療法の有効率は50~65%であるが,プロトコールは広範囲に変更され,比較が困難である。最も一般的な副作用はq痒の増加である。アナフィラキシーショックは最も重篤な副作用であるが,極めて稀である。
■犬のアトピー性皮膚炎の全身性調節
Dennis W. Crow
犬のアトピー性皮膚炎は,通常ペットの生涯にわたる長期間の管理を必要とする状態であり,多様なアプローチによる治療が一般的に最も有用である。抗ヒスタミン剤,脂肪酸サプリメント,グルココルチコイドおよびシクロスポリンなどが一般に使用されている全身性調節因子であり,ほとんどのアトピー患者においてアレルギー症状のコントロールに貢献している。
■犬のアトピー性皮膚炎の外用療法
Candace A. Sousa
犬のアトピー性皮膚炎の治療には,アレルゲンの回避やアレルゲン特異的免疫療法,全身性抗炎症薬治療に加えて,外用療法も有効に使用することができる。しかし,すべての症例に最良の効果をもたらす治療法(シャンプーやスプレー,洗い流し不要リンス,軟膏など)や有効成分(抗炎症薬やグルココルチコイド,抗ヒスタミン薬,麻酔薬)というものは存在しない。
【連載】
■新連載
複合する皮膚症状への対処法(1)フィトスフィンゴシンのスプレー剤投与により,鱗屑形成が認められなくなったドーベルマンの1例
前田貞俊
■アトピー性皮膚炎に関与するアレルゲン(3)食物アレルゲン
阪口雅弘
【海外情報】炎症性皮膚疾患の細胞診検査
Colleen Mendelsohn, Wayne Rosenkrantz, Craig E. Griffin
【ViVeDインフォメーション】
商品情報開閉
商品ID
00070801
発刊日
2008年1月1日
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