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ViVeD No.15(2008年5月号) 皮膚の上皮性腫瘍2008(後編)
小動物皮膚科専門誌 季刊「ViVeD」
●最新の獣医皮膚科臨床を視覚的に理解
●「ヴィジュアル」の名のとおり写真を中心とした症例報告を多数掲載。
●原因から診断・治療方法まで詳細かつわかりやすく解説した特集。
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【特集】皮膚の上皮性腫瘍2008(後編)(State of the Art of Epithelial Tumor)
■特集にあたって
Emily J. Walder
■毛包系腫瘍と腫瘍様病変
Francesca Abramo, Chiara Noli
毛包由来の腫瘍と腫瘍様病変には多くのものがみられる。腫瘍様病変には,毛包構成組織の過形成や異形成からなる過誤腫や多くのタイプの嚢胞性病変がある。真の腫瘍には,毛包漏斗部,外毛根鞘,毛球など,様々な毛包構成要素に由来する多種の腫瘍が含まれる。毛包の腫瘍と腫瘍様病変は肉眼的にかなり似ており,確定診断および予後判定には細胞診や組織学的検査が必要となる。
■犬と猫の脂腺系腫瘍
Fernando Ramiro-Ibanez
犬と猫にみられる非腫瘍性および腫瘍性の脂腺増殖性病変について取り扱う。脂腺系腫瘍は,犬ではかなり頻繁に発生するが猫では稀であり,脂腺細胞,脂腺管および脂腺基底細胞への分化を示す増殖性病変をすべて包含する。脂腺系腫瘍の大半は良性で,高齢犬に好発する。主要な病理学書で現在用いられている最新の分類について記すとともに,ヒト脂腺系腫瘍の病理学に関する最近の知見との比較・検討を試みる。
■犬と猫の皮膚汗腺系腫瘍と腫瘍様病変
S. Soldati, V. Bornand, S. Rfenacht, M. M. Suter
皮膚の汗腺系腫瘍とは,アポクリン汗腺,耳垢腺あるいはエクリン汗腺への分化を示す良性および悪性腫瘍の総称である。汗腺系腫瘍の発生は犬や猫ではそれほど多くないが,皮膚腫瘤の鑑別診断のために整理しておく必要がある。良性および悪性の汗腺系腫瘍と腫瘍様病変の組織学的分類について概説するとともに,その発生率や品種好発性,解剖学的発生部位,肉眼所見,生物学的挙動について考察する。
■皮膚および皮下の上皮系腫瘍に対する治療オプション
Mona P. Rosenberg
本稿では,犬および猫の皮膚・皮下組織に多発する癌腫(扁平上皮癌,ボーエン様上皮内癌,爪下の扁平上皮癌,脂腺癌,肛門周囲腺癌,アポクリン腺癌)について取り扱う。様々な治療方法とその結果とを示すことにより,腫瘍の臨床的挙動と治療オプションに関して,臨床家と飼い主とが十分な意見交換をするのに役立つものと思われる。
【連載】
■アトピー性皮膚炎に関与するアレルゲン(5) 動物アレルゲン
阪口雅弘
【症例報告】
■イヌインターフェロン-γおよびプレドニゾロン投与により臨床症状の改善がみられた上皮向性リンパ腫の犬の1例
薮添敦史,石井映子,菅谷幸世,望月 学,深町輝康
■組換え型イヌインターフェロン-γ療法を行ったアトピー性皮膚炎の犬の4例
高島一昭,伊藤理子,齋藤志保里,久保拓也
【海外情報】
■耳炎の診療技術応用
Craig E. Griffin
【ViVeDインフォメーション】
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- 商品ID
- 00070805
- 発刊日
- 2008年5月1日