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ViVeD No.17(2008年9月号) 犬の肥満細胞腫2008(後編)

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小動物皮膚科専門誌 季刊「ViVeD」

●最新の獣医皮膚科臨床を視覚的に理解
●「ヴィジュアル」の名のとおり写真を中心とした症例報告を多数掲載。
●原因から診断・治療方法まで詳細かつわかりやすく解説した特集。

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目次開閉
【特集】犬の肥満細胞腫2008(後編)(Canine Mast Cell Tumor)
○特集にあたって
Matti Kiupel
○犬の肥満細胞腫瘍におけるプロトオンコジーンKIT:予後に対する意義
Vilma Yuzbasiyan-Gurkan, Matti Kiupel, Joshua Webster
犬の皮膚肥満細胞腫瘍はこれまで,様々な分子学的アプローチから多大な恩恵を受けてきた。犬の肥満細胞腫瘍に存在する重要な遺伝子病変を調査した分子学的研究により,病態発生,予後,および可能性ある治療法に関する重大な情報も得られている。これらの研究が注目し続けているのは,受容体型チロシン・キナーゼであるc-KITがもつ役割の重要性である。数多くの研究で,複数のクラスの突然変異が,タンパク質の膜近傍領域に集団で認められている。
○犬の皮膚肥満細胞腫瘍の放射線治療プロトコール
Kevin A. Hahn
放射線治療は犬の皮膚肥満細胞腫瘍の局所コントロールには,非常に効果の高い方法である。腫瘍専門医の間でも,完全に外科切除できなかった場合には,もしくは実施されなかった場合には,放射線治療は考慮すべき良い治療オプションである。もし,可能であれば放射線治療の前に,腫瘍の顕微鏡レベルでの容積を減らすために外科切除を行ったほうがよい。グレード1と2の犬の皮膚肥満細胞腫瘍は放射線治療に非常によく反応するが,グレード3のものに対しては効果が弱いと考えられている。
○犬の肥満細胞腫瘍の治療における新しい治療アプローチ
Cheryl A. London
犬の肥満細胞腫瘍の診断と治療は明らかに進展しているが,従来の治療に反応しない肥満細胞腫瘍に対する治療の選択肢は限定される。分子生物学における最近の研究結果から,肥満細胞腫瘍における分子生物学的レベルでの細胞機能障害に関するより詳細な知見が得られている。シグナル伝達や遺伝子発現およびKIT,VEGE受容体(VEGFR),AKT,熱ショックタンパク質90(Hsp90)を含むタンパク質代謝を調節するタンパク質の制御不全がこれらの腫瘍で認められている。同時に,これらのタンパク質の制御不全は,悪性肥満細胞腫瘍の制御できない成長と転移の一因となっていると思われる。
【連載】
■アトピー性皮膚炎に関与するアレルゲン(7) 昆虫アレルゲン 阪口雅弘
■新連載
蟲のヒトリゴト(1)
マダニ引き抜き編
森田達志
【海外文献】
○海外書籍翻訳シリーズ(1)「ATLAS de dermatology du chien et du chat」翻訳:難波裕之
【トピック】
○犬アトピー性皮膚炎における感作アレルゲンの秋季全国調査
荒井延明,垰田高広,安田隼也,原 康,多川政弘
○糖質の獣医皮膚科への応用
中辻幸信
【第6回世界獣医皮膚科会議のご案内】
【ViVeDインフォメーション】
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商品ID
00070809
発刊日
2008年9月1日
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