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ViVeD No.21(2009年5月号) 犬の内分泌異常による皮膚疾患2009

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小動物皮膚科専門誌 季刊「ViVeD」

●最新の獣医皮膚科臨床を視覚的に理解
●「ヴィジュアル」の名のとおり写真を中心とした症例報告を多数掲載。
●原因から診断・治療方法まで詳細かつわかりやすく解説した特集。

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目次開閉
【特集】犬の内分泌異常による皮膚疾患2009(Skin Diseases due to Endocrine Disorders in Dogs)
○特集にあたって
Rosario Cerundolo
○犬の甲状腺機能低下症
Manon Paradis
本疾患は全身の多くの臓器で,非特異的な,時に不明瞭な臨床徴候を呈し,完全な診断試験法が確立されていないこともあって,犬において誤診されることの多い疾患でもある。犬の甲状腺機能障害の診断と管理をより適切に行うために,獣医師には甲状腺機能低下症の複雑な病態生理の十分な理解と,誤診しないように慎重な判断が求められる。本稿では,犬の甲状腺機能低下症の病態生理学,臨床的な特徴,および診断と管理に関して考察を行う。
○犬の副腎皮質機能亢進症
Rosario Cerundolo
本疾患の犬の多くは,臨床徴候,血液検査と血液化学的検査,尿検査,および内分泌学的検査や画像検査の組み合わせによって副腎皮質機能亢進症の診断が行われる。いかなる場合も,副腎皮質機能亢進症の治療を行う前に,適用する治療にかかわる費用や,治療の結果得られる利益や合併症発生の危険性に関して,飼い主と綿密に話し合いを行っておくことが望ましい。治療対象の動物に対しては慎重にモニタリングし,必要に応じて用いる薬剤や投薬量の変更を行う。
○性ホルモン関連皮膚疾患
Dominique Heripret
今日,性ホルモンの異常が原因で臨床的に症状が現れる疾患として証明済みとされるのは,高エストロゲン血症と高アンドロゲン血症の2疾患のみである。これら2つの疾患は主にこれらのホルモンを分泌する腫瘍(精巣または卵巣起源)が原因で発生する。本稿では,まず精巣と卵巣の解剖学的特徴,および性ホルモンの産生とその調節について簡単に解説を行った後,雄犬における高エストロゲン血症と雌犬における高エストロゲン血症,そして高アンドロゲン血症に関して,原因病因論,臨床症状,ならびに診断と治療に関して述べる。
○犬の脱毛症X
Rosario Cerundolo
本疾患はノルディック種の犬種や,ミニチュア・プードルを含むその他の犬種でみられることが知られている。臨床的には脱毛症Xは,進行性,両側性対称性,体幹発生,非掻痒性脱毛で,様々な程度の色素沈着を呈する疾患である。本疾患の犬は臨床的には健康で,通常の血液学的および血液化学的検査では正常値を示す。種々の内分泌異常が疑われ,成長ホルモン,性ホルモン,またはミトタンの投与や去勢処置による治療結果には一貫性が示されていない。最近ではメラトニンやトリロスタンを用いた投薬治療が最も一般的に行われている。
【連載】
○アトピー性皮膚炎に関与するアレルゲン(11) 感作アレルゲンの検査方法
阪口雅弘
○蟲のヒトリゴト(5) ノミのジャンプ
森田達志
【症例報告】
○イヌインターフェロン-γ療法を行った肥満細胞腫の犬の3例
木庭敏也
【第6回世界獣医皮膚科会議発表要旨】
【ViVeDインフォメーション】
商品情報開閉
商品ID
00070905
発刊日
2009年5月1日
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