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ViVeD No.22(2009年7月号) 犬の脱毛症2009

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小動物皮膚科専門誌 季刊「ViVeD」

●最新の獣医皮膚科臨床を視覚的に理解
●「ヴィジュアル」の名のとおり写真を中心とした症例報告を多数掲載。
●原因から診断・治療方法まで詳細かつわかりやすく解説した特集。

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【特集】犬の脱毛症2009(Alopecia in Dogs)
○日本の読者の皆様へ
Rosario Cerundolo
○犬のパターン脱毛症
Manon Paradis
本疾患は認められることの多い症状であるが原因は不明である。遺伝性皮膚症の可能性があるが,明らかでない。この疾患は左右対称性の脱毛として両側に発生する。脱毛が発現する体の領域によって各症候群の名称で呼ばれている。本稿では異なる症候群の臨床的な特徴,その原因,診断およびその管理について概説する。
○犬再発性側腹部脱毛症
Manon Paradis
本疾患の臨床的特徴は,通常約1年で繰り返される体幹部における脱毛である。この毛周期異常が発生する病理学的な原因は明らかにされていないが,犬種や家系に好発系統があることから,病理発生には遺伝的な素因の介在が示唆される。本稿ではこの稀な疾患の臨床的な特徴,診断および管理について述べる。
○犬の円形脱毛症
Desmond Tobin
本疾患は毛包(HF)を標的として反応する自己免疫疾患の1つと考えられる。臨床徴候としては,脱毛,皮膚の色素過形成および白毛症がみられ,半数以上の症例で自然寛解が認められている。ほとんどの犬ではHF特異的な免疫グロブリンが検出され,循環血液中の抗HF IgG自己抗体は内毛根鞘と外毛根鞘,毛母体および前毛皮質に対して作用する。犬の治療には糖質コルチコイドまたはシクロスポリンが用いられている。
○毛色関連脱毛症
Rosario Cerundolo
ある種の型の犬の脱毛症に関しては,犬種と毛色により脱毛に対する好発系統があることを認識することによって初めて適切な診断検査を行うことが可能になる。最終診断を行うにあたっては適切な臨床試験を実施して正しい臨床的および皮膚科学的検査を行うことが極めて重要である。
○毛包の萎縮と形成異常を特徴とする脱毛症
Rosario Cerundolo
獣医皮膚科の領域で認められる脱毛には限局性/多巣性または全身性など多くの型が存在している。これらは臨床的には類似しており,脱毛の型を特徴付けるには病歴の詳細な調査と皮膚切片の組織学的検査によって毛包に発生している病変の検索が求められる。本稿では皮膚筋炎,ワクチン関連虚血性皮膚症,毛刈り後脱毛,休止期脱毛,牽引性脱毛および化学療法誘導脱毛と呼ばれる形成異常症状に焦点を絞って考察を行う。
○犬種特異的毛包異常
Rosario Cerundolo
犬種ごとに認められる様々な型の脱毛症が,しばしば「毛包形成異常」と見なされている。そのほとんどは毛周期異常であるが,「形成異常」という用語はこれらの疾患を分類するには不正確である。事実,症状は犬種によって著しく異なっている。したがって,ある脱毛疾患に関してより正確な説明を行うためにはある特定の犬種で認められる毛周期異常の特徴に関して述べることでそれが可能となる。
【連載】
○アトピー性皮膚炎に関与するアレルゲン(12)
アレルギー疾患に対する免疫療法と将来の展望
阪口雅弘
○蟲のヒトリゴト(最終回) いまどきのセンコウヒゼンダニ
森田達志
【海外情報】
○猫の顔面掻痒症
Aiden P Foster
【第6回世界獣医皮膚科会議発表要旨】
【ViVeDインフォメーション】
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商品ID
00070907
発刊日
2009年7月1日
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