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ViVeD No.23(2009年9月号) マラセチア皮膚炎・耳炎の最先端情報

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小動物皮膚科専門誌 季刊「ViVeD」

●最新の獣医皮膚科臨床を視覚的に理解
●「ヴィジュアル」の名のとおり写真を中心とした症例報告を多数掲載。
●原因から診断・治療方法まで詳細かつわかりやすく解説した特集。

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【特集】マラセチア皮膚炎・耳炎の最先端情報(State of the Art of Malassezia Dermatitis and Otitis)
○日本の読者の皆様へ
Patrick Hensel
○犬のマラセチア皮膚炎:病理発生の基礎
Ross Bond
Malassezia pachydermatisは犬における皮膚正常真菌叢に属する真菌である。犬におけるM. pachydermatisに対する自然免疫の役割に関してはほとんど注意が払われていないが,菌が定着し感染が成立することによって体液性および細胞性の獲得免疫応答が誘導され,発症した犬では真菌抗原に対して即時型または遅延型過敏症反応またはその両方によって皮膚の炎症が悪化すると考えられている。
○マラセチア皮膚炎・耳炎:犬における臨床像
Sonja Zabel
マラセチア皮膚炎と外耳炎は一般的に認められることの多い皮膚疾患で,いずれも通常は基礎疾患としてアレルギー,内分泌障害,外部寄生虫による寄生または角質化障害などを伴って発症する場合がほとんどである。臨床徴候としては,二次的な脱毛を伴う紅斑,表皮の剥脱,グリース状の脂漏症や脂漏性斑が認められ,重症例では著しい苔蘚化と色素過形成を呈する場合がある。
○マラセチア皮膚炎・耳炎の診断
Patrick Hensel
マラセチア菌は他の皮膚疾患に罹患している犬からは通常検出される。マラセチアは正常の皮膚真菌叢を構成する菌であることから,正確な診断や治療方法の決定を行うためには細胞学的および臨床的な正確な解釈が必須である。
○マラセチア皮膚炎・耳炎:犬に対する局所療法
Sonja Zabel
マラセチア感染の治療法として最も一般的に行われ,好んで実施されている方法は局所療法である。特に広く使用されているシャンプーや噴霧剤には2%クロルヘキシジンにケトコナゾールまたはミコナゾールが添加されている。これらの薬剤にはほとんどの動物において高い認容性と有効性がある。
○犬のマラセチア皮膚炎・耳炎に対する最新の全身療法
Patrick Hensel, Robert Kennis
最近得られた実験的データからケトコナゾールやイトラコナゾールなどのアゾール類を3週間にわたって投与することによって全身的な治療効果が得られることが確認されている。フルコナゾールやテルビナフィンなどの薬剤にも効力のあることが報告されているが,これらの薬剤による犬のマラセチア皮膚炎・耳炎に対する真の治療効果に関しては評価研究がさらに必要である。
○猫のマラセチア皮膚炎および外耳炎
Jeanne B Budgin
マラセチア皮膚炎は猫では稀な疾患の1つで,代謝疾患,免疫抑制,内臓悪性腫瘍,アレルギー性皮膚疾患および脂漏性皮膚炎に伴って発生する可能性がある。治療の成功と症状の再発抑制には背景にある基礎疾患や好発因子の解明が重要である。
【連載】
○アトピー性皮膚炎に関与するアレルゲン(13) 環境中のアレルゲンの測定法
阪口雅弘
【海外情報】
○猫のノミアレルギー性皮膚炎
Mark Craig
○獣医療における耳用ウィックの使用:パート1
Sue Paterson
○獣医療における耳用ウィックの使用:パート2
Sue Paterson
【症例報告】
○犬アトピー性皮膚炎に対してイヌインターフェロン-γ療法を実施したシー・ズー4例の長期臨床経過
山口光昭
【ViVeDインフォメーション】
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商品ID
00070909
発刊日
2009年9月1日
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