【特集】見落とさないで! 門脈体循環シャントによる尿路結石症
日々の診療のなかでよく遭遇する「尿路結石」ですが、本企画では意外と見落としがちな基礎疾患である犬の『尿路結石と門脈体循環シャント』の関係、とくに基礎疾患である門脈体循環シャントの症状がまったくない犬の尿路結石の診断に注目しました。
「なぜ、結石ができるのか…」 「通常の状態では無症状である症例でも隠れている可能性がある門脈体循環シャントを見逃していないか」など、飼い主へのインフォームド・コンセントや診療のヒントをお伝えできればと考えております。

◆尿酸アンモニウム結石の基礎疾患に門脈体循環シャントを見落とさないために
小出和欣（小出動物病院）

◆尿酸アンモニウム結石と門脈体循環シャントの治療・管理
小出和欣（小出動物病院）

◆泌尿器症状のみが認められた犬の先天性門脈体循環シャントの1例
阪本裕美、坂井 学（日本大学）
【新連載】

◆この輸液で何するの? -臨床輸液の基本戦略-
日々の診療で頻繁に行われる輸液療法。しかし、理論に基づいた輸液ではなく「とにかく…」が先行しがちになる分野でもあるようです。そのような「理論」をよりご理解いただく一助となれるよう本連載では、しっかりとした基礎情報の理解と症例ごとの応用力につながる情報をご提供いたします。 筆者；長江秀之（ナガエ動物病院 院長、日本臨床獣医学フォーラム（JBVP）副会長） 監修；織間博光（日本獣医生命科学大学 名誉教授）
【好評連載】

◆ココが決め手! 画像診断から治療まで
第5回
骨盤骨折
櫻田 晃（さくらだ動物病院）

◆再発その時、どう考える? ～繰り返す皮膚疾患へのアプローチ～
No.6
アトピー性皮膚炎およびマラセチアが関与する脂漏性皮膚炎のチワワの1例
藪添敦史（薮添動物病院）

◆症例別
麻酔のアプローチ～私はこう選択する～
筆者；佐々木一益（東北大学）、平林弘行（さくら動物病院）、小島健太郎（小島獣医院）、村岡 登（むらおか動物クリニック）
コメンテーター；佐野忠士（日本大学）

◆イラストと内視鏡像から学ぶ
犬の腹部超音波診断アトラス
「見えない」臓器が「診える」臓器へと変わる!
-第1章
消化器編-
第5回
十二指腸
中島 亘（東京大学）

◆薬の救急箱
第5回
揉んだほうがいいですか?
浅井史敏（麻布大学）

◆臨床獣医師のための最新臨床寄生虫学情報 Vol.4
佐伯英治（サエキベテリナリィ・サイエンス）

◆リーダーズ ボイス
No.66連載「外科のチカラ」に関する質問です。
回答：中川貴之（東京大学）
【TOPICS】

◆クリノ通信

◆NSAIDsでの疼痛管理
リマダイル・ケースリポート10の症例
CASE7 澤本吉貴（さわもと犬猫病院）
CASE8 竹内俊明、福原美千加（みかん動物病院）

◆カレンダー

◆インフォメーション

商品ID

00081106

判型

A4

頁

116

発刊日

2011年5月30日