【特集】シャンプー療法はもっと活かせるはず! ～正しい使い方と継続が導くその効果～
獣医療の臨床現場における薬用シャンプーの使い方についてはさまざまな意見や見解が存在しますが、皮膚疾患を管理、コントロールしていく上で適切に活用することでプラスに作用するシャンプー療法。
本特集では、シャンプー療法を活用する明確な考え方と“正しい”使用方法を実際の症例を交えてご紹介するとともに、大きな課題である飼い主の理解と協力を得るための一工夫をご紹介させていただきます。本企画が暑さとともに皮膚疾患が増加傾向を示すこの時期に、薬用シャンプーについて飼い主と一緒に考えていただくきっかけとなればと思っています。

◆シャンプー療法の特集にあたって
関口麻衣子（帝京科学大学）

◆シャンプー療法活用術
横井愼一（泉南動物病院）

◆[症例報告]
No.1・2 洗浄療法で管理した局所性表在性膿皮症の犬の2例
No.3 過酸化ベンゾイルによるシャンプー療法を併用した毛包虫症の犬の1例
No.4・5 シャンプーの選択に苦慮した犬アトピー性皮膚炎の2例
No.1～5；山岸建太郎（本郷どうぶつ病院）
No.6 治療ステージでシャンプーの種類を変更したアトピー性皮膚炎の犬の1例
No.7 シャンプー療法で発毛が認められた脂漏症の1例
No.8 シャンプー療法のみでほぼ治癒した表在性膿皮症の1例
No.6～8；横井愼一（泉南動物病院）

◆[座談会]獣医療における薬用シャンプーの活用の実際
パネラー；横井愼一（泉南動物病院）、関口麻衣子（帝京科学大学）、山岸建太郎（本郷どうぶつ病院）
【好評連載】

◆再発その時、どう考える?～繰り返す皮膚疾患へのアプローチ～
最終回
No.7
“再び”再発したアトピー性皮膚炎の柴犬の1例
藪添敦史（薮添動物病院）

◆イラストと内視鏡像から学ぶ
犬の腹部超音波診断アトラス
「見えない」臓器が「診える」臓器へと変わる!
－第1章消化器編－
第6回
大腸
中島 亘（東京大学）

◆この輸液で何するの? －臨床輸液の基本戦略－
テーマ(3)
急性腎不全に対する輸液
筆者；長江秀之（ナガエ動物病院）、監修；織間博光（日本獣医生命科学大学 名誉教授）

◆症例別
麻酔のアプローチ～私はこう選択する～
筆者；福田真平（あいち犬猫医療センター）、上野弘道（日本動物医療センター）、 小島健太郎（小島獣医院）、村岡 登（むらおか動物クリニック）
コメンテーター；佐野忠士（日本大学）

◆リンパ腫症例からみる化学療法の実際～抗癌剤治療のコツと注意点～
第2回　リンパ腫再燃時の化学療法剤
甲斐勝行（かい動物病院）

◆臨床獣医師のための最新臨床寄生虫学情報 Vol.6
佐伯英治（サエキベテリナリィ・サイエンス）
【TOPICS】

◆クリノ通信

◆クローズアップ
猫の犬糸状虫症レポート
取材ご協力；長谷川優子（いいぐら台動物病院）
コメンテーター；鬼頭克也（岐阜大学）

◆投稿症例
1次診療病院における嘔吐治療－動物用制吐剤の有効活用法－
奥田英令（アニウェル動物病院）

◆TOPIC 皮膚疾患症例 考察
犬のアトピー性皮膚炎の除外診断におけるスピノサド（コンフォティスR錠）の経口投与の臨床的意義
川野浩志（プリモ動物病院 相模原中央）

◆カレンダー

◆インフォメーション

商品ID

00081108

判型

A4

頁

124

発刊日

2011年8月3日