実践編! 臨床の選択肢を広げるケーススタディ・マガジン
毎号さまざまなテーマで、著者の先生方が経験した症例を実際の診療の流れに沿って丁寧に解説。2025年7月号より、特集レイアウトをさらに見やすく一新し、新たに「インフォームのQ&A」も設けました。
また、2025年7月号より新連載「獣医総合臨床医を育てる全科ラウンド」が始まります。院内のリーダーとしてタクト(指揮)を的確に振れる人材を育成すべく、詳しい病態解説と症例報告(3年間で8科目・約140症例)を通じて、知識の総合的なアップデートを狙います。
<POINT 1>
Case Reportから学ぶエキスパートの診療手順とその根拠
<POINT 2>
特集:疾患を深掘り! さまざまなバリエーションの症例を掲載
<POINT 3>
連載:病態と症例から効率よく学べる、知識の宝庫
ご注文はこちら
【9月号の特集】
「猫伝染性腹膜炎の最新投薬プロトコル~診断と薬剤選択の新標準に迫る~」
猫伝染性腹膜炎(feline infectious peritonitis:FIP)は、長らく不治の病とされてきましたが、近年の抗ウイルス薬の登場により大きな転機を迎えています。GS-441524 やモルヌピラビルなどの有効性が報告され、FIPは治療可能な疾患として臨床現場に新しい選択肢をもたらしました。これに伴い、診断の正確性と病型に応じた投薬プロトコルの重要性は、これまでになく高まっています。
本特集では、豊富な臨床経験を有する先生方に、GS-441524の短縮投薬プロトコルや再発時の対応策、モルヌピラビル投薬時の注意点など、臨床現場が今ぜひ知りたいポイントについて、症例報告を通じて診断から治療メソッドまで丁寧に解説いただきました。神経型FIPや眼病変以外に臨床徴候が出ない症例については、神経科、眼科の専門診療の視点から詳細に解説頂いているのも大きなポイントです。
本特集号が、日々FIPの診療に取り組まれている臨床の先生方にとって、診断の精度向上や薬剤選択の一助となり、ひいてはより多くの猫の救命につながること願っています。
「猫伝染性腹膜炎の最新投薬プロトコル~診断と薬剤選択の新標準に迫る~」
猫伝染性腹膜炎(feline infectious peritonitis:FIP)は、長らく不治の病とされてきましたが、近年の抗ウイルス薬の登場により大きな転機を迎えています。GS-441524 やモルヌピラビルなどの有効性が報告され、FIPは治療可能な疾患として臨床現場に新しい選択肢をもたらしました。これに伴い、診断の正確性と病型に応じた投薬プロトコルの重要性は、これまでになく高まっています。
本特集では、豊富な臨床経験を有する先生方に、GS-441524の短縮投薬プロトコルや再発時の対応策、モルヌピラビル投薬時の注意点など、臨床現場が今ぜひ知りたいポイントについて、症例報告を通じて診断から治療メソッドまで丁寧に解説いただきました。神経型FIPや眼病変以外に臨床徴候が出ない症例については、神経科、眼科の専門診療の視点から詳細に解説頂いているのも大きなポイントです。
本特集号が、日々FIPの診療に取り組まれている臨床の先生方にとって、診断の精度向上や薬剤選択の一助となり、ひいてはより多くの猫の救命につながること願っています。
▼試し読みはこちらからもご覧いただけます▼
- 目次
-
【特集】FIPの最新投薬プロトコル
~診断と薬剤選択の新標準に迫る~
監修: 高野友美(北里大学)
●総論
猫伝染性腹膜炎(FIP)の現在地
―診断と治療の新時代に向けて―
高野友美(北里大学)
●症例報告
①レムデシビルおよび経口GS-441524 の
短縮プロトコルで治療した猫の1例
神𠮷 剛(神戸アニマルクリニック)
②GS-441524、モルヌピラビルそれぞれで治療
した後にFIPの再発を認めた猫の2例
神𠮷 剛(神戸アニマルクリニック)
③多発肺結節が認められた非滲出型FIPの1例
島岡千晶(北里大学)
④モルヌピラビルで寛解後、ふらつきと排泄障害
の後遺症が残った神経型FIPの猫の1例
小林宏祐(岡山理科大学)
➄神経型FIPを疑い、抗ウイルス薬を投与した1例
左 享祐、中本裕也(Neuro Vets 動物神経科クリニック)
⑥眼病変以外に臨床徴候がみられなかったFIPの猫の1例
前原誠也(ひかり町動物眼科)
●文献レポート
後藤 匠(モリタ動物病院)
土岐朋義(北里大学)
【連載】
●総合臨床医を育てる全科ラウンド 第3回
監修:横山 望(北海道大学)
・消化器① 口〜食道
Ⓐ嚥下造影検査
Ⓑaerodigestive disorders
澤村飛龍(北海道大学)
Ⓒ輪状咽頭アカラシア vs 咽頭機能不全
Ⓓ巨大食道症 vs 食道アカラシア様症候群
横山 望(北海道大学)
・TOPIC
第122回 日本獣医循環器学会ランチョンセミナー
ベトメディンⓇチュアブルと経口液の使いどころ
平川 篤(ペットクリニックハレルヤ、福岡夜間救急動物病院)
- 商品情報
-
- 商品ID
- 00172509
- 判型
- A4
- 頁
- 128
- 発刊日
- 2025年9月15日