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VETERINARY BOARD No.79(2025年11月号)教科書通りにいかない 猫の肝胆道系疾患と黄疸

毎月15日発行

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実践編! 臨床の選択肢を広げるケーススタディ・マガジン

毎号さまざまなテーマで、著者の先生方が経験した症例を実際の診療の流れに沿って丁寧に解説。2025年7月号より、特集レイアウトをさらに見やすく一新し、新たに「インフォームのQ&A」も設けました。
また、2025年7月号より新連載「獣医総合臨床医を育てる全科ラウンド」が始まります。院内のリーダーとしてタクト(指揮)を的確に振れる人材を育成すべく、詳しい病態解説と症例報告(3年間で8科目・約140症例)を通じて、知識の総合的なアップデートを狙います。

<POINT 1>
Case Reportから学ぶエキスパートの診療手順とその根拠
<POINT 2>
特集:疾患を深掘り! さまざまなバリエーションの症例を掲載
<POINT 3>
連載:病態と症例から効率よく学べる、知識の宝庫

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【11月号の特集】
教科書通りに いかない猫の 肝胆道系疾患と黄疸

黄疸の猫が来院した場合、肝前性、肝性、肝後性と、多くの教科書に掲載されているフローチャート通りに診断することが多いと思われます。しかし、実臨床では肝性/肝後性黄疸の分類ができたとしても、確定診断や適切な治療に至らないことも少なくないのではないでしょうか。そこで本特集では、猫の黄疸の診断と治療について、特に診断に悩みやすい症例について、実臨床に即したアプローチを解説いたします。

まず、総論で教科書と実臨床における肝性/肝後性黄疸について解説した後、症例報告では、肝外胆管閉塞を疑い肝後性か肝性の判断に迷った症例(症例報告①)、地域猫のため経過が分かりにくく肝リピドーシスが疑われた症例(症例報告②)、肝前性・肝性・肝後性の要素が複合した症例(症例報告③)、総胆管に発生した胆管癌に伴う肝外胆管閉塞の症例(症例報告④)などについて、診断から治療までの経過を提示し、症例の病態ついて考察をしています。腹腔鏡検査を実施した症例(症例報告⑤、⑥)も必見の内容です。
最後に、文献レポートとして先生方に猫の黄疸について再考していただくため最新の報告を2報ご紹介しています。

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配信期間:2025年11月13日(木)~2026年1月8日(木)
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目次
【特集】
教科書通りにいかない猫の肝胆道系疾患と黄疸
監修: 坂井 学(日本大学)

●総論
猫における黄疸の診断と治療
阪本裕美(日本大学)

●症例報告
①肝外胆管閉塞を疑い胆嚢-十二指腸
吻合術を行った高齢猫の1例
川上侑記(北海道大学)
②糖尿病性ケトアシドーシスと肝リピ
ドーシスを併発した猫の1例
吉本瑠太、林 幸太郎(京浜どうぶつ医療センター)
③ピルビン酸キナーゼ欠損症を背景
とした胆石による再発性の総胆管
閉塞が認められた猫の1例
今尾賢人、金本英之(東京大学)
④総胆管に発生した胆管癌による
肝後性黄疸を伴った猫の1例
越田凛太郎、坂井 学(日本大学)
➄肝性黄疸を示した慢性胆管肝炎の猫の1例
塩澤 仁、坂井 学(日本大学)
⑥肝臓原発のLGLリンパ腫による
肝性黄疸を呈した猫の1例
越田凛太郎、坂井 学(日本大学)

●文献レポート
坂井 学(日本大学

【連載】
●総合臨床医を育てる全科ラウンド 第5回
監修:中本裕也(Neuro Vets 動物神経科クリニック)

●神経① 神経学的検査(前編)
病変の位置決め
左 享祐(Neuro Vets 動物神経科クリニック)
商品情報
商品ID
00172511
判型
A4
96
発刊日
2025年11月15日

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