発刊に寄せて
本書の使い方

第1章　動物看護記録ってなに？
～記録の役割と大切さを考える～
1．動物看護記録ってなに？
　動物看護記録の役割ってなに？（2）
2．動物看護過程とは？
　看護過程とは？（3）／動物看護過程の５つの要素（4）／具体的なアセスメントの方法（6）
3．どうして動物看護記録を書かないといけないの？
　記録を書く目的（11）／ヒト医療での看護記録の問題点（13）／
　獣医師と愛玩動物看護師の「視点」の違いってなに？（14）／それぞれの業務（16）

第2章　記録を書くときに知っておきたいこと
～動物の状態を理解しよう～
1．病気の過程
　病気やけがの治癒過程（20）
2．周術期の動物の状態と援助項目
　周術期動物看護の基本（22）／術前の動物への援助項目・看護（22）／術中の動物への援助項目・
　看護（24）／術後の動物への援助項目・看護（24）
3．術後の侵襲
　麻酔からの覚醒（25）／創傷治癒の過程（26）／疼痛管理（29）

第3章　動物看護記録の種類
～自分に合った書き方をみつけよう～
1．「SOAP 形式」「フォーカスチャーティング形式」「経時記録形式」
　ヒト医療現場で用いられている３つの記録形式（36）／ POS（問題志向型システム）の考えに基づいた記録方法（36）／
　POSの考えに基づかない記録形式（41）
2．現場に合わせた記録方法をみつけてみよう！
　「SOAP形式」と「フォーカスチャーティング形式」のどちらにするか考えよう（43）／情報を共有するための工夫（48）

第4章　フォーカスチャーティング形式で書いてみよう！
1．アセスメントしてみよう！
　まずは「書いてみる」が大切（52）／フォーカスをあげること＝アセスメント（53）
2．問題点を抽出し、動物看護診断をしてみよう
　アセスメントをもとに動物看護上の問題点を把握する（57）
3．フォーカスをあげるところを決めよう
　アセスメントから特に注意するところを決める（59）
4．実際に記録してみよう
　動物看護を見える化しよう（61）

第5章　動物看護記録をうまく「続ける」「伝える」ためのコツ
1．続けるコツ
　コツ１：スキマ時間にさっと書く習慣をつけよう！（66）／コツ２：簡潔に書きやすいフォーカスチャーティング形式を選ぼう（69）／
　コツ３：情報の取捨選択をしよう（69）
2．伝えるコツ
　コツ１：「５W １H」を意識しよう！（70）／コツ２：短く書こう！（75）／コツ３：防ごう！　泣き別れ！（78）／
　コツ４：正確に伝えよう！（80）／コツ５：個人の感想や憶測が入ってないか注意しよう！（80）／
　コツ６：責任感をもって書こう！（81）／コツ７：実は書く前の準備が肝！（82）

第6章　記録の実例
～さまざまな動物病院の記録方法から学ぼう～
1．SOAP 形式の実例
　ALL動物病院グループさんの動物看護記録（84）／アドバイスのまとめ（89）
2．フォーカスチャーティング形式の実例①
　オリーブ動物医療センターさんの動物看護記録（90）／アドバイスのまとめ（96）
3．フォーカスチャーティング形式の実例②
　品川WAFどうぶつ病院さんの動物看護記録（98）／アドバイスのまとめ（104）

第7章　外来診療などでの動物看護記録
～入院管理以外でも残そう～
１．外来診療での動物看護
　外来診療での愛玩動物看護師の主な役割（106）／外来診療での動物看護記録（107）
２．初診時の動物看護記録
　初診時にはくわしく聴き取りをしよう（108）／初診時だからこそ残しておくべき情報（109）
３．再診時の動物看護記録
　再診時は情報の取捨選択が重要（112）／再診時に特に気をつけて残しておくべき情報（113）
番外編．訪問動物看護における動物看護記録
　訪問動物看護とは（115）／動物病院と訪問動物看護での違い（116）／
　訪問動物看護で記録を残す意義（116）／最適な記録形式とは？（117）

付録
1．基本情報＋経過に基づく 動物看護記録用紙
2．フォーカスチャーティング形式 動物看護記録用紙
3．SOAP 形式 動物看護記録用紙
4．クリニカルパスシート
5．アセスメントシート
6．動物看護診断名リスト
7．みんなのお悩みQ＆A
8．略語一覧

索引

商品ID

10004293

著者等

著者：田村浩美

判型

A4判

形式

並製本

頁

144 頁

印刷形式

オールカラー

ISBNコード

978-4-86671-283-3

発刊日

2025年12月1日